拾得物 『貧乏性なんで色々拾うが流石に、カブトムシと亀は初めてだよ・・・それも僅か15分で・・・』
空を見上げると月は出ているが、北の空には雲が広がり、その雲の中を稲妻が走り、空が不気味に光っていた。
そんな22:00頃、仕事を終えて帰宅しようと、車に乗ろうとした時、靴の裏に何かが引っかかった。
歩いていて着地をする時に何か引っかかった。
そして、その引っかかった相手はコロッと転がった。
柔らかい感触でも無ければ、かと言って石のように硬い訳でも無い。
微妙な感触だった。
セレナの運転席のシートに横座りしながら、足元を見た。
LEDのステップライトに照らし出され、何か黒い5cm位の物体が動いている。
ゴキブリ?
いや、違う。
ゴキブリのように素早い動きではなく、物凄くゆっくり動いている。
携帯のライトで照らしてみる。
あら、カブトムシだよ!
そう!カブトムシ!
それも、堂々とした大きさの雄。
問題は、潰しちゃてないかだよ。
ぞっと持ち上げてみる。
驚いて、羽を広げた跡は有るが、潰しちゃいない。
丁度、動物好きの後輩と一緒だったので聞いたら、「カブトムシ飼ってます。」ってんであげて別れた。
それにしても、普通に行動している環境の中でカブトムシに出会うなんて、どれ位の確率なんだろう。
まぁ片田舎の岩槻だからカブトムシ自体は雑木林には居るんだろうけど、捕まえに行った訳でもなく、そこにいた!ってな状況でね。
もう、ビックリ!!だよ。
その後、セレナを走らせ、元荒川沿いの土手上の道を走っていた。
ライトの光の中、路面に何かが浮かび上がった。
ん?
動いてねぇか?
そのまま、急制動。
近くで見ると、その物体は止まっている。
石?
建設ダンプが落として行った、解体工事のブロック片のように見えた。
もう一度、見るといや違う。
カメだよ!
亀!
全長20cm位のカメ!
草カメ!
幸いにして、スッホンや飼いきれなくて捨てられた、凶暴な噛みつき亀とかではなく、ごくごく平凡な草カメ。
いくら、亀の甲羅が硬いとは言え道路で草に引かれたらひとたまりもない。
草村にでも戻してやるか・・・
と、考えた時、先ほどカブトムシをあげた後輩を思い出した。
あいつ、亀も飼っているって言っていたな・・・
電話をする。
とぅるるるるぅ!
「あっ先ほどはどうも、どうされました?」
「いやね、今度は亀拾ったよ。そうカメ!」
「おっきいんすか?」
「ん~20cm位あっかな・・・草カメだよ。」
「あっ飼います!どこにいらっしゃいますか?」
「元荒川の土手道なんで○○の向かいのコンビニで」
と、電話を切り、助手席の足元に亀を置こうとした時に何か液体が飛んだ。
粘度は無く、多分興奮して吐き出したツバかションベンだろう・・・
うわっ!臭っ!
今まで嗅いだ事の無い臭いである。
窓を全開にして、待ち合わせ場所に向かう。
ゴトゴト揺れる車の中でビックリして、甲羅の中に手足頭を入れたままジッとしているだろうと思っていた。
そしたら、あれれれ?
動き出して、いるではないか!
それにしても、臭い(・ω・)/
コンビニにつき後輩を待つ。
来た来た。
「はい!これ!」
「うわっ、でかっ!」
「臭いよぉ~」
「うわっ、本当っすね」
と、言いながら、躊躇無く、後輩も自分の車の助手席の足元に臭臭の亀を投げ込んだ。
「あっ!せっかくだから写真撮ろうよ」
と、カブトムシと亀のツーショット!

それにしても、蒸し暑い中、セレナの中は何とも言えない、亀臭さが充満している。
先ほどの亀の吐き出した液体をウエットペーパーで拭き取り、助手席を集中的にファブリーズ。
とりあえず、アイスコーヒーを買い一服。
「カブトムシに亀、あとは財布っすね」
「いやいや、いい女だよ」
と、馬鹿話をしながら、
「やばいっす。めちゃくちゃ臭いっす(≧▽≦)」
と、言いながら、後輩は窓を全開にして走り去って行った。
それにしても、カブトムシに亀?
あとはなんだ?
自宅に着くまで、ライトの先をジッと見てゆっくりと走ったおいらだった。
さすがに札束もイイ女も落ちていなかったが・・・
貧乏性なんで、いつも下を見ていて今迄拾った物は、硬貨は当たり前で、高速道路で財布/パイパスで裸の一万円札/トラックシート/迷い鳩/仔猫/仔犬/雨でグチャグチャになり誰も目もくれない中身の入った祝儀袋等色々あり、警察に届けた物やそのまま家族になってしまった聖徳太子等あったが、流石にカブトムシと亀は初めて拾った。
明日は宝くじでも買いに行こう!
そんな22:00頃、仕事を終えて帰宅しようと、車に乗ろうとした時、靴の裏に何かが引っかかった。
歩いていて着地をする時に何か引っかかった。
そして、その引っかかった相手はコロッと転がった。
柔らかい感触でも無ければ、かと言って石のように硬い訳でも無い。
微妙な感触だった。
セレナの運転席のシートに横座りしながら、足元を見た。
LEDのステップライトに照らし出され、何か黒い5cm位の物体が動いている。
ゴキブリ?
いや、違う。
ゴキブリのように素早い動きではなく、物凄くゆっくり動いている。
携帯のライトで照らしてみる。
あら、カブトムシだよ!
そう!カブトムシ!

それも、堂々とした大きさの雄。
問題は、潰しちゃてないかだよ。
ぞっと持ち上げてみる。
驚いて、羽を広げた跡は有るが、潰しちゃいない。
丁度、動物好きの後輩と一緒だったので聞いたら、「カブトムシ飼ってます。」ってんであげて別れた。
それにしても、普通に行動している環境の中でカブトムシに出会うなんて、どれ位の確率なんだろう。
まぁ片田舎の岩槻だからカブトムシ自体は雑木林には居るんだろうけど、捕まえに行った訳でもなく、そこにいた!ってな状況でね。
もう、ビックリ!!だよ。
その後、セレナを走らせ、元荒川沿いの土手上の道を走っていた。
ライトの光の中、路面に何かが浮かび上がった。
ん?
動いてねぇか?
そのまま、急制動。
近くで見ると、その物体は止まっている。
石?
建設ダンプが落として行った、解体工事のブロック片のように見えた。
もう一度、見るといや違う。
カメだよ!
亀!
全長20cm位のカメ!
草カメ!

幸いにして、スッホンや飼いきれなくて捨てられた、凶暴な噛みつき亀とかではなく、ごくごく平凡な草カメ。
いくら、亀の甲羅が硬いとは言え道路で草に引かれたらひとたまりもない。
草村にでも戻してやるか・・・
と、考えた時、先ほどカブトムシをあげた後輩を思い出した。
あいつ、亀も飼っているって言っていたな・・・
電話をする。
とぅるるるるぅ!
「あっ先ほどはどうも、どうされました?」
「いやね、今度は亀拾ったよ。そうカメ!」
「おっきいんすか?」
「ん~20cm位あっかな・・・草カメだよ。」
「あっ飼います!どこにいらっしゃいますか?」
「元荒川の土手道なんで○○の向かいのコンビニで」
と、電話を切り、助手席の足元に亀を置こうとした時に何か液体が飛んだ。
粘度は無く、多分興奮して吐き出したツバかションベンだろう・・・
うわっ!臭っ!
今まで嗅いだ事の無い臭いである。
窓を全開にして、待ち合わせ場所に向かう。
ゴトゴト揺れる車の中でビックリして、甲羅の中に手足頭を入れたままジッとしているだろうと思っていた。
そしたら、あれれれ?
動き出して、いるではないか!
それにしても、臭い(・ω・)/
コンビニにつき後輩を待つ。
来た来た。
「はい!これ!」
「うわっ、でかっ!」
「臭いよぉ~」
「うわっ、本当っすね」
と、言いながら、躊躇無く、後輩も自分の車の助手席の足元に臭臭の亀を投げ込んだ。
「あっ!せっかくだから写真撮ろうよ」
と、カブトムシと亀のツーショット!

それにしても、蒸し暑い中、セレナの中は何とも言えない、亀臭さが充満している。
先ほどの亀の吐き出した液体をウエットペーパーで拭き取り、助手席を集中的にファブリーズ。
とりあえず、アイスコーヒーを買い一服。
「カブトムシに亀、あとは財布っすね」
「いやいや、いい女だよ」
と、馬鹿話をしながら、
「やばいっす。めちゃくちゃ臭いっす(≧▽≦)」
と、言いながら、後輩は窓を全開にして走り去って行った。
それにしても、カブトムシに亀?
あとはなんだ?
自宅に着くまで、ライトの先をジッと見てゆっくりと走ったおいらだった。
さすがに札束もイイ女も落ちていなかったが・・・
貧乏性なんで、いつも下を見ていて今迄拾った物は、硬貨は当たり前で、高速道路で財布/パイパスで裸の一万円札/トラックシート/迷い鳩/仔猫/仔犬/雨でグチャグチャになり誰も目もくれない中身の入った祝儀袋等色々あり、警察に届けた物やそのまま家族になってしまった聖徳太子等あったが、流石にカブトムシと亀は初めて拾った。
明日は宝くじでも買いに行こう!
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