真夏の夜の地獄 『首都高渋滞、すり抜け地獄』
夕方仕事が終わろうとした頃、今日も事件が起こった。
何が何でも明日の一番で北海道でブツが必要との事で羽田空港から本日にフライトする同僚にそのブツを届けなくてはいけない。
何とそのブツ、スーツケース(大)一つに入れた約50kgはある。
最終のANAでフライトとの事だが、重くて重くてとても電車で持ち運び出来る様なブツではないと同時に電車では時間がぎりぎりである。
では車だとどうか、パソコンど首都高マップを見るがはマップは真っ赤っかで渋滞だらけ、車は100%時間までには着かない。
最終手段である。
バイクにつんで羽田までひとっ走りであるが、何せブツがブツ。
すり抜けや小回りを考えるとXJR400の韋駄天号が的確だが、そんな物載りやしない。たとえ載ったとしても走れやしない。
勿論TL-Rなんてとんでもない話である。
やはりメガツアラーのR1100RT雷鳥号の出番である。
さすがにメガツアラーだけはある。スーツケース(大)を積んでも車幅の中に納まり、頭でっかちのカウルミラーが抜ければすり抜けは出来るし、約50kgの荷重でも操縦安定性は大きく変化はしない。(逆に言えば怠なハンドリングという事だが)
二人で何とかバイクにスーツケースを縛り付けとにかく渋滞の首都高をすり抜ける。
それにしても、日が落ちたというのに今日は蒸し暑い。真夏の夜の首都高の渋滞の中、装備重量300kgオーバー+高重心50kgのメガツアラーを駆るのは地獄である。噴き出す汗、浴びせられる排気ガス、どの様に動くか予測のつかない渋滞の列、それに頚椎ヘルニアの首が痛い。
5号から内環状外回りに入りやっと渋滞も一段落。八重洲トンネルから銀座線を抜けると又渋滞…
レインボーブリッジから海底トンネルずっと渋滞(Θ_Θ)…
湾岸線で新幹線の車両基地を左手に見る頃やっとペースアップ。右に左に車をかわす。
最後の海底トンネルを抜けると左へ高速を降りる。直ぐにTerminal-2の出発フロアに向かうスロープを駆け上がる。
同僚が待っていた。
『お待たせぇ…』
待っていた彼はスーツケースを彼の前足の様な太い腕は俺が死ぬ思いで運んできたスーツケース(大)約50kgを軽々と持ち上げて、出発カウンターに急ぎ足で向かった。
それにしても暑い。
もうこの暑さはサウナを通り越している。
夜というのに30度を超える気温に蒸し風呂の様な湿度、南国シンガポールよりも暑く感じる。
一旦、terminalビルの冷えた空気と冷たいお茶で火照った体を冷やし、まずはSmoking roomで一服である。
彼を乗せたブルートリコロールの翼は北の空に消えて行った。

やっと落ち着き、terminal-1に戻ってくる同僚とおち合い、冷たいアイスコーヒーをおごってもらう。
後は又渋滞の首都高に飛び込む。
帰路は幾らか渋滞め少なくなっていた。
帰りはすり抜けをする気にもならず、FMを聴きながら、車の列の中をゆっくり流す。
FMから『真夏の夜の夢』が流れていた。
俺には、首都高渋滞は『真夏の夜の地獄』であった。
やはり、バイクは涼しい風を受けながら走った方が楽しい。
ガレージに雷鳥を納め、熱めのシャワーを浴び、ガンガンに冷やした部屋でビールが美味かった。
明日は休みである、ゆっくり休もう。
何が何でも明日の一番で北海道でブツが必要との事で羽田空港から本日にフライトする同僚にそのブツを届けなくてはいけない。
何とそのブツ、スーツケース(大)一つに入れた約50kgはある。
最終のANAでフライトとの事だが、重くて重くてとても電車で持ち運び出来る様なブツではないと同時に電車では時間がぎりぎりである。
では車だとどうか、パソコンど首都高マップを見るがはマップは真っ赤っかで渋滞だらけ、車は100%時間までには着かない。
最終手段である。
バイクにつんで羽田までひとっ走りであるが、何せブツがブツ。
すり抜けや小回りを考えるとXJR400の韋駄天号が的確だが、そんな物載りやしない。たとえ載ったとしても走れやしない。
勿論TL-Rなんてとんでもない話である。
やはりメガツアラーのR1100RT雷鳥号の出番である。
さすがにメガツアラーだけはある。スーツケース(大)を積んでも車幅の中に納まり、頭でっかちのカウルミラーが抜ければすり抜けは出来るし、約50kgの荷重でも操縦安定性は大きく変化はしない。(逆に言えば怠なハンドリングという事だが)
二人で何とかバイクにスーツケースを縛り付けとにかく渋滞の首都高をすり抜ける。
それにしても、日が落ちたというのに今日は蒸し暑い。真夏の夜の首都高の渋滞の中、装備重量300kgオーバー+高重心50kgのメガツアラーを駆るのは地獄である。噴き出す汗、浴びせられる排気ガス、どの様に動くか予測のつかない渋滞の列、それに頚椎ヘルニアの首が痛い。
5号から内環状外回りに入りやっと渋滞も一段落。八重洲トンネルから銀座線を抜けると又渋滞…
レインボーブリッジから海底トンネルずっと渋滞(Θ_Θ)…
湾岸線で新幹線の車両基地を左手に見る頃やっとペースアップ。右に左に車をかわす。
最後の海底トンネルを抜けると左へ高速を降りる。直ぐにTerminal-2の出発フロアに向かうスロープを駆け上がる。
同僚が待っていた。
『お待たせぇ…』
待っていた彼はスーツケースを彼の前足の様な太い腕は俺が死ぬ思いで運んできたスーツケース(大)約50kgを軽々と持ち上げて、出発カウンターに急ぎ足で向かった。
それにしても暑い。

もうこの暑さはサウナを通り越している。
夜というのに30度を超える気温に蒸し風呂の様な湿度、南国シンガポールよりも暑く感じる。
一旦、terminalビルの冷えた空気と冷たいお茶で火照った体を冷やし、まずはSmoking roomで一服である。
彼を乗せたブルートリコロールの翼は北の空に消えて行った。

やっと落ち着き、terminal-1に戻ってくる同僚とおち合い、冷たいアイスコーヒーをおごってもらう。
後は又渋滞の首都高に飛び込む。
帰路は幾らか渋滞め少なくなっていた。
帰りはすり抜けをする気にもならず、FMを聴きながら、車の列の中をゆっくり流す。
FMから『真夏の夜の夢』が流れていた。
俺には、首都高渋滞は『真夏の夜の地獄』であった。
やはり、バイクは涼しい風を受けながら走った方が楽しい。
ガレージに雷鳥を納め、熱めのシャワーを浴び、ガンガンに冷やした部屋でビールが美味かった。
明日は休みである、ゆっくり休もう。
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